この記事のポイント
・TOEICとIELTSは試験の目的も出題形式も大きく異なる
・スコア換算表を使えば自分の実力を客観的に比較できる
・留学や海外移住が目的ならIELTS、就職や社内昇進が目的ならTOEICが選ばれやすい
・4技能をバランスよく伸ばす教材選びが結果を左右する
・目的に合わせた対策教材を使うことでスコアアップの近道になる
英語力を証明する試験として広く知られているTOEICとIELTS。どちらも英語力を測る試験ですが、出題形式や評価方法、活用される場面には大きな違いがあります。「どちらを受ければいいのか分からない」「スコアの換算がよく分からない」と感じている方に向けて、両者の違いを整理しながら、対策に役立つ教材もあわせて紹介します。
TOEICとIELTSはどんな試験か
まずはそれぞれの試験がどのような目的で作られ、どんな場面で使われているのかを整理します。
試験構成とスコアの仕組みの違い
TOEICとIELTSは、試験の構成もスコアの表示方法もまったく異なります。まずは基本的な構成を比べてみましょう。
| 項目 | TOEIC(L&R) | IELTS |
|---|---|---|
| 測定技能 | リスニング・リーディング(S&Wは別試験) | リスニング・リーディング・ライティング・スピーキング |
| 試験時間 | 約2時間(L&R) | 約3時間弱 |
| スコア表示 | 10〜990点(5点刻み) | 1.0〜9.0のバンドスコア(0.5刻み) |
| スピーキング形式 | 録音形式(S&W受験時) | 面接官との対面形式 |
| 主な活用シーン | 就職活動・社内評価 | 海外進学・ビザ申請 |
一般的な換算の目安として、TOEIC900点前後がIELTS6.5〜7.0程度、TOEIC満点近くがIELTS7.5前後に相当するとされています。ただし換算表はあくまで目安であり、測定している技能の範囲が異なるため、正確な実力を知りたい場合は実際に該当する試験を受けるのが確実です。
目的別に見る「どちらを選ぶべきか」
両者は優劣で比べるものではなく、目的に応じて使い分けるのが基本の考え方です。
・就職活動でのアピール材料にしたい
・社内の昇進・昇格要件を満たしたい
・ビジネスシーンで使う英語力を測りたい
・比較的短期間でスコアを取得したい
・海外の大学や大学院への進学を考えている
・海外移住や就労ビザの申請でスコア証明が必要
・スピーキングを含めた4技能を総合的に測りたい
・国際的に通用する英語力証明がほしい
「まずは自分の目的をはっきりさせること」が、遠回りをしないための最初のステップです。目的が定まれば、対策すべき技能や必要なスコアもおのずと見えてきます。
両試験に共通する対策のコツ
ここからは、TOEIC・IELTSそれぞれの対策に役立つ教材を紹介します。目的やレベルに合わせて選んでみてください。
TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ
公式TOEIC Listening & Reading 問題集
TOEIC L&R TEST 文法特急
TOEIC文法問題でる1000問
Cambridge IELTS 公式問題集シリーズ
IELTS完全対策&トリプル模試
IELTSスピーキング問題集
教材を選ぶときに意識したいポイント
・単語・文法・リスニング・スピーキング/ライティングをバランスよくカバーする
・公式問題集で本番形式に慣れておく
・1冊をやり込んでから次の教材に進む方が定着しやすいと評価されている
教材を何冊も同時に手に取るよりも、1冊を繰り返し使い込むほうが力がつきやすいという声が多く聞かれます。特に単語帳は複数冊に手を出すより、1冊を完璧にする方が効率的だと評価されています。
毎日決まった時間に少しずつ取り組む習慣をつくることが、スコアアップへの近道だと評価されています。特にリスニングは毎日耳を慣らすことが効果的とされており、通勤・通学時間などのスキマ時間を活用する人が多いようです。
まとめ
TOEICとIELTSは、どちらも英語力を証明できる試験でありながら、測定する技能の範囲やスコアの表示方法、活用される場面が大きく異なります。就職活動や社内評価を意識するならTOEIC、海外進学やビザ申請を見据えるならIELTSというように、まずは自分の目的をはっきりさせることが選択の第一歩です。目的が定まったら、今回紹介したような自分のレベルに合った教材を活用しながら、単語・文法・リスニング・スピーキングやライティングをバランスよく対策していくことで、着実にスコアアップを目指せます。
TOEICとIELTSの違いを比較|スコア換算と対策教材7選をまとめました
TOEICはビジネス英語を測る試験として就職や社内評価の場面で、IELTSは4技能を測る国際的な試験として海外進学やビザ申請の場面で、それぞれ活用されています。スコア換算表はあくまで目安として参考にしつつ、自分の目的に合った試験を選び、レベルに合った教材でコツコツと対策を進めることが、スコアアップへの一番の近道になります。









