アディオスプロシリーズは、アディダスの中でも特に人気の高いランニングシューズで、スピードと快適性を両立したモデルとして知られています。ここではアディオスプロ3とアディオスプロ4の特徴を多角的に比較し、それぞれの違いやおすすめポイントを詳しく解説します。
基本スペックの比較
| モデル | 重量 | ドロップ | アッパー素材 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| アディオスプロ3 | 約217g | 約6〜6.5mm | リサイクルメッシュ | 安定性とクッション性のバランスが良く、長距離向け |
| アディオスプロ4 | 約195g | 約6〜6.5mm | LIGHTLOCK(軽量ストレッチ素材) | 軽量化と反発力アップ、スピード重視の設計 |
アディオスプロ3の特徴
アディオスプロ3
アディオスプロ3はクッション性と安定感のバランスに優れたモデルで、特に長距離ランナーや初心者に支持されています。足裏全体でしっかり接地できる安心感があり、安定した走りをサポートします。アッパーはリサイクル素材のメッシュで通気性がありつつも、やや硬めの作りでしっかりと足をホールドします。
また、足幅が広めの方にも快適なゆとりある設計で、外側のブレを抑える構造が特徴です。アキレス腱周りは硬めで厚手の靴下を推奨する声もありますが、全体的に耐久性と性能のバランスが良いシューズです。
アディオスプロ4の特徴
アディオスプロ4
アディオスプロ4は前作から大幅に軽量化され、約195gと非常に軽いのが特徴です。新素材のLIGHTLOCKアッパーを採用し、柔らかく足にフィットしやすい設計となっています。アキレス腱周りの靴ずれも改善され、快適性が向上しました。
ミッドソールは柔らかくなり、反発力が高まったことで、スピードを重視するランナーに特におすすめです。前足部で地面を押し出す感覚が強く、自然な体重移動をサポートするため、レースやスピード練習に適しています。ただし、ソールの柔らかさからペースを選ぶ傾向があり、一定の速さを維持したいランナーに向いています。
足幅はやや細めの設計で、従来のサイズ感より0.5cm大きめを選ぶ方が快適な場合があります。
走行感とパフォーマンスの違い
アディオスプロ3は剛性が高く、パワーと安定性に優れているため、長距離や安定したペースでのランニングに適しています。一方、アディオスプロ4はソールが柔らかく、推進力がオートマチックに感じられ、スピード練習やレースでのパフォーマンス向上に役立ちます。
また、プロ4は踏み込みの強さに依存せず反発を得やすいため、トップランナーだけでなくサブ3を目指すランナーにも恩恵があります。最高速度は両モデルで大きな差はありませんが、プロ4の方が軽量でフィット感が良いため、より快適にスピードを出せる印象です。
フィット感と快適性
アディオスプロ3は硬めのアッパーでしっかりホールドする一方、プロ4は新素材の採用により柔らかく足に馴染みやすいです。足首周りのクッションは両モデルとも控えめですが、プロ4では若干改良されており、アキレス腱部分の当たりも柔らかくなっています。
足幅の違いも重要で、足幅が広い方はプロ3のゆとりある設計が快適ですが、足幅が狭い方はプロ4の細身のフィット感が合いやすいでしょう。
耐久性と使用シーン
アディオスプロ3は耐久性と性能のバランスが良く、日々のトレーニングからレースまで幅広く使えます。プロ4は軽量化を図りつつも耐久性を維持しており、特にレースやスピード練習に適したモデルです。長距離ランやジョグ中心のランナーにはプロ3の方が扱いやすい場合があります。
まとめ
アディオスプロ3とアディオスプロ4はそれぞれ異なる特徴と強みを持つランニングシューズです。プロ3は安定性とクッション性のバランスに優れ、長距離や初心者にもおすすめのモデルです。一方、プロ4は軽量化と反発力の向上により、スピード重視のランナーやレースシーンでのパフォーマンスアップに適しています。足幅やフィット感、走行感の違いを踏まえ、自分のランニングスタイルや目的に合わせて選ぶことが重要です。
アディオスプロ3と4、どちらを選ぶべきかをまとめました
今回の比較を通じて、アディオスプロ3は安定感と耐久性を重視するランナーに、アディオスプロ4は軽さと反発力を求めるランナーに特に適していることがわかりました。どちらもアディダスの高性能モデルとして、快適なランニング体験を提供しますので、用途や好みに合わせて選択してください。


