オーディオテクニカのワイヤレスイヤホンは、原音に近い自然な音づくりと、国内メーカーならではの安心感で根強い人気があります。一方で、重低音の「SOLID BASS」シリーズ、手ごろな「SQ」シリーズ、上位のノイズキャンセリング対応モデルなど、ラインアップが幅広く、どれを選べばいいのか迷いやすいのも事実です。この記事では、Amazonや楽天などで購入しやすい5モデルを、バッテリー・機能・価格帯の違いから整理します。
この記事の要点
- 重低音とロングバッテリー重視なら「ATH-CKS50TW2」が候補の筆頭
- コンパクトさとノイズキャンセリングの両立なら「ATH-CKS30TW+」
- ハイレゾ級の音質(LDAC対応)を求めるなら「ATH-TWX7」
- 1万円以下で始めたいなら「ATH-SQ1TW2」
- 選ぶ基準は「音の好み」「再生時間」「ノイズキャンセリングの有無」「防水性能」の4つ
オーディオテクニカのワイヤレスイヤホンの特徴
オーディオテクニカは、ヘッドホンやマイクなど音響機器を長年手がけてきた国内メーカーです。ワイヤレスイヤホンでは、ボーカルの輪郭が見えやすいバランスの取れたサウンドが評価されています。ラインアップは大きく次の3系統に分けると理解しやすくなります。
- SOLID BASS(ATH-CKSシリーズ):力強い低音を軸にした重低音モデル。ロックやヒップホップ、EDMとの相性が良いとされています。
- SQシリーズ:小型・軽量で価格を抑えた入門向け。日常使いのしやすさが持ち味です。
- TWXシリーズ:音質とノイズキャンセリングを重視した上位ライン。
ポイント:同じメーカーでも、系統によって「音の方向性」と「価格帯」がはっきり分かれています。まず自分が聴くジャンルと予算を決めると、候補が3つ前後に絞れます。
まず確認したい4つの選び方
スペック表を見る前に、次の4点を押さえておくと選びやすくなります。
選び方1:音の傾向で選ぶ
低音の量感を楽しみたいなら SOLID BASS シリーズ、ボーカルや楽器の細かな表情を聴きたいなら TWX シリーズ、まずは気軽に試したいなら SQ シリーズという整理が基本です。専用アプリ「Connect」でイコライザーのプリセットを切り替えられるモデルもあり、購入後に好みへ寄せていく楽しみ方もできます。
選び方2:再生時間とケースの容量で選ぶ
通勤・通学で毎日使うなら、イヤホン単体の連続再生時間が長いほど充電の頻度が少なくなります。ノイズキャンセリングをオンにすると再生時間は短くなるのが一般的なので、カタログ値は「オン時」と「オフ時」の両方を確認しておきましょう。
チェックのコツ:「ケース併用で最大◯時間」という数値は、ケースからの充電回数を含んだ合計です。1回の外出でどれだけ連続して使うかは、イヤホン単体の数値で判断すると失敗しにくくなります。
選び方3:ノイズキャンセリングとヒアスルーの有無
電車やカフェなど周囲が賑やかな場所で使うなら、ノイズキャンセリング対応モデルが便利です。外の音を取り込むヒアスルー(外音取り込み)があれば、駅のアナウンスや会計時の会話もイヤホンを外さずに聞き取れます。
選び方4:防水性能・接続機能をチェック
運動や雨の日にも使いたいなら、防水・防塵等級(IPX/IP表記)を確認しましょう。あわせて、マルチポイント接続(2台の機器に同時接続)に対応していると、スマートフォンとパソコンを行き来する人に便利です。
補足:防水等級はイヤホン本体のみが対象で、充電ケースは対象外というモデルが多くあります。汗や雨のあとは水気を拭いてからケースへ戻すと安心です。
主要5モデルのスペック早見表
ここからは今回取り上げる5モデルを比べます。まずは早見表で全体像をつかんでください。数値は各モデルの仕様表記に基づく目安です。
| モデル | 系統 | 連続再生の目安 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| ATH-CKS50TW2 | SOLID BASS | 単体最大25時間(NCオフ時)/ケース併用最大65時間 | Bluetooth 5.3、Qiワイヤレス充電対応 |
| ATH-CKS30TW+ | SOLID BASS | 単体最大約7.5時間(NCオフ時)/ケース併用最大約20時間 | 小型軽量、IP55、マルチポイント |
| ATH-TWX7 | TWX | 単体最大約7.5時間(NCオフ時)/ケース併用最大約24時間 | LDAC対応、ハイブリッドNC |
| ATH-SQ1TW2 | SQ | 単体最大約6.5時間/ケース併用最大約20時間 | 約4.0gの軽さ、全6色、IPX5相当 |
| ATH-CKS50TW | SOLID BASS | 単体最大約20時間 | 360 Reality Audio対応 |
見方のヒント:「NC」はノイズキャンセリングの略です。ATH-CKS50TW2 はノイズキャンセリングをオンにしても単体で最大15時間と、ほかのモデルより余裕があります。
おすすめ1:重低音とロングバッテリーの本命モデル
オーディオテクニカ SOLID BASS ATH-CKS50TW2
SOLID BASS ブランドの看板モデルとして位置づけられているのが ATH-CKS50TW2 です。最大の魅力はバッテリー性能。ノイズキャンセリングをオフにした状態でイヤホン単体最大25時間、オンでも最大15時間、充電ケースを併用すると最大65時間の連続再生が可能とされています。
Bluetooth 5.3 に対応し、Qi 規格のワイヤレス充電も使えるため、デスクの充電パッドに置くだけで補充できます。音の面では、低音の力強さとボーカルの伸びのバランスが良いと評価されており、重低音モデルにありがちな「こもり」を抑えた聴き心地を求める人に向いています。
こんな人におすすめ:出張や旅行が多い人、充電の回数をできるだけ減らしたい人、ロック・ヒップホップ・EDMを迫力ある音で楽しみたい人。
前世代の ATH-CKS50TW と比べると、単体の再生時間が長くなり、ワイヤレス充電に対応した点が大きな進化です。予算に余裕があるなら、まず検討したい1台といえます。
おすすめ2:小型軽量でノイズキャンセリングも欲しい人へ
オーディオテクニカ SOLID BASS ATH-CKS30TW+
ATH-CKS30TW+ は、小さな本体にφ9mm の専用ドライバーを積み、上位モデルに迫る重低音と、中高域のバランスを両立させたモデルです。ノイズキャンセリングをオンにした状態で、イヤホン単体最大約6.5時間、ケース併用で最大約17.5時間。オフ時は単体で最大約7.5時間、ケース併用で最大約20時間使えます。
防水・防塵はIP55(イヤホン本体のみ)で、汗をかく場面や急な雨でも気兼ねなく使えます。マルチポイント、ヒアスルー、低遅延モード、置き忘れアラートなど、日常で役立つ機能がひと通り揃っているのも魅力です。
使い方のヒント:専用アプリ「Connect」では複数のイコライザープリセットを選べます。低音を強めるものから自然なバランスのものまで切り替えられるので、1台で複数のイヤホンを使い分けている感覚を楽しめます。
価格帯は入門〜ミドルクラスで、ノイズキャンセリング付きのオーディオテクニカを手ごろに試したい人に向いています。
おすすめ3:音質を重視するならLDAC対応の上位モデル
オーディオテクニカ ATH-TWX7
ATH-TWX7 は、同社の完全ワイヤレスとして初めてLDACに対応した上位モデルです。LDAC は最大96kHz/24bit 相当の高音質伝送が可能なコーデックで、対応するスマートフォンや再生機器と組み合わせることで、より情報量の多い音を楽しめます。
ノイズキャンセリングは、左右それぞれ2基の小型MEMSマイクを使ったハイブリッドデジタル方式。ドライバーはφ5.8mmで、上位機の設計思想を受け継いだ音づくりとされています。連続再生時間は、ノイズキャンセリングオン時で単体最大約6.5時間、ケース併用で最大約20時間。オフ時は単体最大約7.5時間、ケース併用で最大約24時間です。ヒアスルーやマルチポイント、低遅延モード、置くだけ充電にも対応しています。
価格は税込26,400円が目安で、今回の5モデルの中では最も高い位置づけですが、音質・ノイズキャンセリング・使い勝手の三拍子を求める人には納得感のある選択肢です。
覚えておきたい点:LDAC の効果を十分に味わうには、再生側の機器もLDACに対応している必要があります。お手持ちのスマートフォンの対応状況を先に確認しておくと安心です。
おすすめ4:1万円以下で始める入門モデル
オーディオテクニカ ATH-SQ1TW2
ATH-SQ1TW2 は、人気のSQシリーズがさらにコンパクトになったエントリーモデルです。イヤホン単体の重さは約4.0gと非常に軽く、長時間つけていても負担を感じにくい設計です。連続再生はイヤホン単体で最大約6.5時間、ケース併用で最大約20時間。防水性能はIPX5相当で、マルチポイントによる2台同時接続にも対応しています。
カラーはジェットブラック、カフェラテ、フォレストグリーン、ネイビーレッド、ピンクブラウン、ピュアホワイトの全6色。ファッションに合わせて選べるのも楽しいところです。メーカー価格は9,000円ほどで、販売店によってはそれを下回る価格で見つかることもあります。
こんな人におすすめ:初めて完全ワイヤレスを買う人、サブ機やプレゼント用を探している人、耳の小さい人や軽さを重視する人。
おすすめ5:前世代でも選ばれる重低音モデル
オーディオテクニカ SOLID BASS ATH-CKS50TW
ATH-CKS50TW は、SOLID BASS シリーズの完全ワイヤレスとして登場したモデルで、イヤホン単体で最大約20時間の連続再生ができるロングバッテリー仕様が特長です。ソニーの立体音響規格「360 Reality Audio」にも対応しており、対応するサービスで音楽を聴くと、包み込まれるような広がりを味わえます。
後継の ATH-CKS50TW2 が登場したことで、店舗によっては在庫状況や価格に差が出ています。重低音とバッテリー持ちを重視しつつ、価格を抑えたい場合には、在庫のあるショップで比べてみる価値があります。
選ぶときの目安:ワイヤレス充電やBluetooth 5.3にこだわらないなら、前世代モデルも有力な候補です。購入時は在庫と価格を見比べましょう。
目的別に見るおすすめの選び方
ここまでの内容を、使い方別に整理します。
- 通勤・通学で毎日使う:ATH-CKS30TW+ や ATH-TWX7 のようにノイズキャンセリング対応のモデルが便利です。
- 長時間の移動や旅行が多い:単体再生時間が長い ATH-CKS50TW2 が心強い存在です。
- 運動や屋外で使う:防水・防塵性能を持つ ATH-CKS30TW+(IP55)や ATH-SQ1TW2(IPX5相当)が向いています。
- 音質にこだわりたい:LDAC対応の ATH-TWX7 が第一候補です。
- まずは1万円以下で試したい:ATH-SQ1TW2 が始めやすい選択肢です。
迷ったら:「ノイズキャンセリングが必要か」と「1回の使用時間がどれくらいか」の2点で絞り込むと、5モデルのうち2つ程度に候補が絞れます。
購入前に知っておきたい使いこなしのコツ
せっかく選んだイヤホンも、使い方しだいで満足度が変わります。次のポイントを押さえておきましょう。
- イヤーピースのサイズを合わせる:耳に合ったサイズを選ぶと、低音の量感や遮音性が安定します。付属のS・M・Lを一度すべて試してみてください。
- 専用アプリを活用する:「Connect」アプリでイコライザーや操作のカスタマイズができます。ファームウェアの更新もアプリから行えます。
- 低遅延モードを使い分ける:動画やゲームで音のずれが気になるときに切り替えると快適です。
- ケースの保管場所を決める:置き忘れアラート機能があるモデルでも、定位置を決めておくと紛失を防げます。
- 国内正規品を選ぶ:保証やサポートを受けやすい国内正規品の表記があるかを購入前に確認しましょう。
補足:ワイヤレスイヤホンのバッテリーは、使用を重ねると少しずつ持ちが短くなっていくのが一般的です。ケースに戻して充電する習慣をつけ、高温になる場所に置きっぱなしにしないようにすると、長く快適に使えます。
価格帯別のイメージ
| 価格帯 | 該当モデル | 向いている人 |
|---|---|---|
| 1万円以下 | ATH-SQ1TW2 | 初めての完全ワイヤレス、サブ機 |
| ミドルクラス | ATH-CKS30TW+、ATH-CKS50TW | 重低音とコンパクトさ、コスト重視 |
| ミドル〜上位 | ATH-CKS50TW2 | バッテリー持ちと低音を重視 |
| 2万円台 | ATH-TWX7 | 音質とノイズキャンセリングを両立したい人 |
価格はショップやセール時期によって変動します。購入前にAmazonや楽天市場などで最新の販売価格を確認してください。
まとめ
オーディオテクニカのワイヤレスイヤホンは、重低音のSOLID BASS、入門向けのSQ、高音質の上位ラインと、目的に合わせて選べる構成になっています。バッテリー重視なら ATH-CKS50TW2、コンパクトさとノイズキャンセリングなら ATH-CKS30TW+、音質重視なら ATH-TWX7、手ごろさ重視なら ATH-SQ1TW2、コストを抑えて重低音なら ATH-CKS50TW、というのが今回の整理です。
オーディオテクニカのワイヤレスイヤホン比較|用途別おすすめ5選と選び方をまとめました
音の好み、使う場面、予算の3つを決めてからスペックを見ていくと、自分に合った1台が見つけやすくなります。気になるモデルが見つかったら、Amazonや楽天市場で最新の価格と在庫を確認して、日々の音楽時間をより楽しいものにしてください。
2026年9月更新












