CPU内蔵グラフィックおすすめ6選|性能の違いで選ぶ比較

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パソコン・周辺機器

この記事でわかること

  • CPU内蔵グラフィック(iGPU)の基本的な仕組みと選び方のポイント
  • AMD・Intel・Appleの主要な内蔵グラフィックの傾向と違い
  • デスクトップ向け・ノートPC向けそれぞれのおすすめモデル6製品
  • 用途別(事務作業・動画編集・軽めのゲーム)に合わせた選び方
  • 購入前に確認しておきたいメモリ・放熱などの注意点

パソコンを新しく選ぶとき、「グラフィックボードを別に用意しなくても大丈夫なのか」と気になる人は多いはずです。最近のCPUは内蔵グラフィック機能が大きく進化しており、動画編集や軽めのゲームプレイまで単体でこなせるモデルも増えてきました。この記事では、CPU内蔵グラフィックの基本的な違いを整理しながら、実際に購入できる製品を比較していきます。

CPU内蔵グラフィックとは何か

CPU内蔵グラフィックとは、CPUのチップ内部に組み込まれた画像処理機能のことです。独立したグラフィックボード(単体GPU)を取り付けなくても、画面表示や簡単な映像処理をCPU単体で行えるのが特徴です。以前は「資料作成やネット閲覧など軽い作業向け」という位置づけが中心でしたが、近年は内蔵グラフィックの演算性能が大きく向上し、フルHD程度のゲームや動画編集も内蔵グラフィックだけで快適にこなせる製品が登場しています。

知っておくと便利なポイント
内蔵グラフィックは単体のグラフィックボードと違い、メインメモリ(RAM)の一部を画面表示用に共有して使う仕組みです。そのため、内蔵グラフィックの性能を引き出すには、搭載するメモリの速度や容量も合わせて確認しておくと安心です。

内蔵グラフィックを比較するときに見るべき3つのポイント

製品を選ぶ前に、内蔵グラフィックの性能差を生み出す基本的な要素を押さえておくと、カタログの見方がぐっとわかりやすくなります。

  • コア数・演算ユニット数:内蔵グラフィックの中には「シェーダー」や「実行ユニット」と呼ばれる処理単位が並んでいます。この数が多いほど、同時にこなせる描画処理が増える傾向があります。
  • 動作クロック:処理単位がどのくらいの速度で動くかを示す値です。コア数とクロックの両方が性能を左右します。
  • 対応メモリの速度:内蔵グラフィックは専用メモリを持たず、システム全体のメモリ帯域を使います。高速なメモリを組み合わせることで、内蔵グラフィックの実力をより引き出しやすくなります。

注意点:内蔵グラフィックの性能はメーカーの発表値だけでなく、実際に組み合わせるメモリ構成によっても変わります。同じCPUでも、メモリの速度や容量が違うと内蔵グラフィックの体感性能に差が出ることがあると評価されています。

メーカーごとの内蔵グラフィックの傾向

内蔵グラフィックを搭載する主なメーカーには、AMD・Intel・Appleがあります。それぞれ設計の方向性が異なるため、特徴を知っておくと製品選びがスムーズになります。

メーカー 内蔵グラフィックの名称 特徴
AMD Radeon グラフィックス 同価格帯の中で描画性能が高めと評価されており、軽めのゲームにも強みがある
Intel Intel グラフィックス(Arc / UHDグラフィックス) 安定した画質処理と動画再生支援機能が充実している
Apple Apple GPU 省電力性と動画編集時の処理効率のバランスが良いと評価されている

それぞれ一長一短があるため、「どの用途を重視するか」で選ぶメーカーが変わってきます。ここからは、実際に販売されている製品を具体的に見ていきましょう。

デスクトップ向け内蔵グラフィックCPUおすすめ3選

まずは自作PCや組み立て済みデスクトップPCに使われることが多い、デスクトップ向けCPUから紹介します。グラフィックボードを別途用意する前に、内蔵グラフィックだけで試してみたい人に向いているモデルです。

AMD Ryzen 7 8700G

デスクトップ向け内蔵グラフィックの中でも特に高性能なモデルです。8コアのCPU部分に加えて、Radeon グラフィックスを搭載しており、フルHD解像度であれば設定を調整した上で多くのタイトルを動かせると評価されています。グラフィックボードの入手性や予算が気になる人の最初の選択肢として人気があります。

特に、普段は事務作業や動画視聴がメインで、たまに軽めのゲームも楽しみたいという使い方であれば、追加のグラフィックボードなしで満足度の高い環境を組める点が魅力です。消費電力のバランスも取れており、静音性を重視したPCケースとも組み合わせやすいとされています。

AMD Ryzen 5 8500G

上位モデルよりも価格を抑えつつ、内蔵グラフィックの基本性能はしっかり確保したい人向けのモデルです。コア数やグラフィックの演算ユニット数は8700Gより少なめですが、日常的な作業やオフィスソフトの利用、動画視聴、ブラウジングには十分な性能を持っています。

はじめてPCを自作する人や、サブ機として軽量なPCを組みたい人にとって、コストパフォーマンスに優れた選択肢として評価されています。将来的にグラフィックボードを追加する前提で、まずは内蔵グラフィックから始めたいという使い方にも向いています。

Intel Core i5-13500

Intelの内蔵グラフィックス(UHDグラフィックス)を搭載したデスクトップ向けモデルです。グラフィックの演算性能そのものはゲーム向けというよりも、安定した画面表示と動画再生支援機能に重点が置かれています。CPU本体の処理性能が高いため、動画編集や写真編集、資料作成といった作業を幅広くこなせる点が強みです。

「ゲームはほとんどしないが、仕事や勉強で使うPCの土台をしっかり作りたい」という人に向いているモデルといえます。将来的に単体のグラフィックボードを増設する拡張性も確保しやすい点も安心材料です。

ノートPC向け内蔵グラフィック搭載モデルおすすめ3選

続いて、ノートPCで評価の高い内蔵グラフィック搭載モデルを紹介します。ノートPCは放熱スペースが限られるため、同じ内蔵グラフィックでも消費電力の設定によって実際の性能が変わる点が特徴です。

Ryzen AI 9 HX 370搭載ノートPC

最新世代のRadeon グラフィックスを搭載したノートPC向けCPUです。薄型ノートでありながら比較的消費電力を抑えた状態でも高い描画性能を発揮すると評価されており、出張や外出先での作業用途に限らず、ちょっとした作業の合間に軽めのゲームを楽しみたい人にも向いています。

バッテリー駆動時間と性能のバランスが取れている点も特徴で、持ち歩く機会が多いビジネスパーソンやクリエイター層からの評価が高まっています。動画編集アプリの再生支援機能も充実しており、出先での簡易編集作業も快適に行えます。

Core Ultra 7 155H搭載ノートPC

Intelの最新内蔵グラフィックスを搭載したノートPCです。従来のUHDグラフィックスから大きく進化しており、動画の書き出しやオンライン会議の画質処理など、日常的に使う機能がスムーズに動くと評価されています。AI処理専用のユニットも搭載されており、写真・動画編集アプリでの補助機能が使いやすい点も魅力です。

ビジネス用途でのオンライン会議の多さや、資料作成・簡易的な画像編集を重視する人にとって、バランスの良い選択肢になります。周辺機器との互換性やドライバーの安定性も評価されているポイントです。

MacBook Air (M3搭載モデル)

Appleが設計したチップに内蔵されたグラフィックを搭載するノートPCです。省電力性と処理効率のバランスが良いと評価されており、ファンレス設計のモデルでも長時間安定した性能を発揮しやすい点が特徴です。動画編集アプリやデザインアプリとの組み合わせでの使いやすさも評価されています。

静かな環境で長時間作業したい人や、バッテリー駆動時間を重視する人に向いているモデルです。写真・動画編集を中心に使うクリエイター層からの支持も厚く、持ち運びの多いライフスタイルにも合わせやすい一台です。

用途別に見る内蔵グラフィックの選び方

ここまで紹介した製品を、実際の使い方に合わせて整理してみましょう。

  • 事務作業・ネット閲覧が中心:Ryzen 5 8500G、Core i5-13500のようにコストを抑えたモデルで十分対応できます。
  • 動画編集・画像編集も行いたい:Core Ultra 7 155H搭載モデルやMacBook Airのように、再生支援機能や処理効率に優れたモデルが向いています。
  • 軽めのゲームも楽しみたい:Ryzen 7 8700GやRyzen AI 9 HX 370搭載モデルのように、グラフィック性能を重視したモデルを選ぶと満足度が高くなります。

いずれの用途でも共通していえるのは、内蔵グラフィックの性能だけでなく、メモリの容量や速度、ストレージの種類も合わせて確認することが大切という点です。特にメモリは内蔵グラフィックと共有して使われるため、容量が少ないと作業中に動作が重くなることがあります。購入時は16GB以上のメモリを搭載したモデルを選んでおくと、余裕を持って使い続けられるでしょう。

チェックしておきたいポイント
ノートPCの場合、内蔵グラフィックの性能はカタログ値だけでなく、本体の放熱設計によっても変わります。薄型軽量モデルほど性能に制限がかかりやすい傾向があるため、負荷の高い作業を想定している場合は、放熱性能に配慮されたモデルを選ぶと安心です。

内蔵グラフィックと単体グラフィックボードの違い

最後に、内蔵グラフィックと単体のグラフィックボードの違いについても触れておきます。単体のグラフィックボードは専用のメモリを持ち、発熱対策も独立して行われているため、より高い描画性能を発揮できます。一方で、内蔵グラフィックは本体サイズを小さくできる、消費電力を抑えられる、追加コストがかからないといった利点があります。

「本格的なゲームを高画質で楽しみたい」という場合は単体のグラフィックボードを検討する価値がありますが、日常的な作業や軽めのゲームであれば、内蔵グラフィックだけでも十分満足できる環境を整えられると評価されています。まずは内蔵グラフィックのモデルから検討し、必要に応じて将来的にグラフィックボードを追加するという選び方も、無駄のない方法のひとつです。

まとめ

CPU内蔵グラフィックは年々性能が向上しており、用途によっては単体のグラフィックボードを用意しなくても十分満足できる環境を整えられるようになっています。デスクトップ向けではAMDのRyzen Gシリーズ、ノートPC向けでは最新のRadeon グラフィックスやIntelグラフィックス、Apple GPUを搭載したモデルがそれぞれの強みを持っています。自分の使い方に合わせて、性能・メモリ構成・放熱設計のバランスを見ながら選んでみてください。

CPU内蔵グラフィックおすすめ6選|性能の違いで選ぶ比較をまとめました

今回紹介したデスクトップ向け3製品(Ryzen 7 8700G、Ryzen 5 8500G、Core i5-13500)とノートPC向け3製品(Ryzen AI 9 HX 370搭載モデル、Core Ultra 7 155H搭載モデル、MacBook Air M3搭載モデル)は、いずれも内蔵グラフィックの性能と使いやすさのバランスに優れたモデルです。事務作業中心なのか、動画編集やゲームも楽しみたいのかによって最適な一台は変わってきます。この記事で紹介したポイントを参考に、自分の用途に合った内蔵グラフィック搭載PCを選んでみてください。